こんにちは中居です。
第四回です。
今回のテーマは システムの開発にはどのくらいかかるの? です。
システムを開発する際のお見積もりは、ITの業界で働かれたことがない方にとっては
少々難しく感じる方が多いと思います。
よく システム開発は高い や開発費が不明瞭など、様々な噂を聞くことでしょう。
ただそのような誤解は、お見積もりの計算の方法を知らないことが大きな原因
のようにも感じられます。そのあたりを簡単に説明していきますね。
IT業界では人月という言葉がよく使われます。
初めて”人月”という言葉を聞く方もいるかと思いますので、まず言葉の意味から説明します。
人月とは以下の様に定義されています。
“人月とは「人数×月」を意味し、プロジェクトに投入する人員と、月で表した一人あたりのプロジェクト従事期間の積を表す。1人で1ヶ月かかる仕事の量が1人月である。10人で6ヶ月かかれば60人月、100人で半月かかれば50人月となる。by IT用語辞典”
なかなかわかりにくいです…
もう少し簡単に説明してみます。
システムの制作をプログラマーAさんに頼むことにしました。
プログラマーAさんは1人月30万円で仕事を受けますと主張しています。
Aさんを1ヶ月専属で雇った場合、30万円支払う必要がある という認識で大丈夫です。

通常の雇用であれば1ヶ月雇って30万円をお支払いすれば、問題ないのですが、
あなたが作りたいシステムは1ヶ月で完成しないかもしれません。
もしくは制作に1ヶ月もかからないかもしれません。
そのような時に人月の考え方が便利です。
以下をみてください。

わかりますでしょうか?
プログラマーAさんにシステム開発の見積もりを出してもらった際に、
Aさんが2週間でシステムを作れると見積もった場合は、1ヶ月の半分ですので15万円が見積もり金額として提示されます。
また
制作に3ヶ月かかると見積もった場合は、3ヶ月分の90万円が見積もりの金額になり
ます。
こちらはわかりましたでしょうか?
次回は システム会社(法人)に見積もりを依頼するケースについて書いてみます。
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